はじめに|ゴール(試験日)から逆算しスモールステップで進めよう
一次情報、二次情報をしっかり押さえたら、いよいよ肝心な筆記試験対策です。
まだチェックしていない人はこちらをチェック!!
「でも、筆記試験対策って何から手を付ければいいの?」
「過去問はチラっと見たけど、とても書ける気がしない。」
そんな疑問や不安ありますよね。
大丈夫です!
技術士二次試試験に合格した人はみんな、私だって最初はそう思いました。
大きなことを成し遂げようとする時こそ、プロセスを分解しスモールステップで進めましょう。
筆記試験対策は、大きく分けて5Stepです。
- Step1:解答事例を読んでみる
- Step2:問われるコンピテンシーの把握
- Step3:書き方を頭と手に叩き込む
- Step4:実際に論文を書いて添削を受ける
- Step5:知識の補充
これで進めましょう。
上の順番で進めるというよりは、全てを順繰りに同時進行的に進めるというのが実際のところです。
ですが、優先度で言うと「Step1 > Step2 > Step3 > Step4 > Step5」です。
私もそうでしたが、おそらく多くの方がStep5の知識の補充から入りすぎていると思います。
ちなみに私は、こんな感じでした。
「よし、取りあえず過去問を見てみよう」
「まずは、必須問題Ⅰは。。。ん?SDGs? COP21? EPA?全然わからん」
「一つ一つ調べてノートにまとめるか。。。」
「一般知識もさることながら、専門知識も不十分だな。専門書を一から読み直そう」
なんてことをしていました。
そんな作業だけで気が滅入り、
「一体こんなことをどれだけ続ければ論文を書けるようになるんだ」
と気が遠くなる作業をしていた時期もありました。
もちろん、それも大事ですし、確かに必要なことですし実際にやりました。
でもよく考えてみて下さい。
皆さんそして私もそうですが、技術士二次試験を志した以上、受験資格である業務経歴は満たしているわけですよね。
(いや満たしているか分かりません、という方はまずはしっかり日本技術士会HPなどを参照し受験資格を確認してください)
まずは、そのご自身の業務経験に対してしっかりと自信を持ちましょう。
そして知識というものはいくらあっても絶対完璧ということはありませんし、後からいつでも補充可能です。
むしろ重要なのは、
- そもそも論文試験で何を試そうとしているのか
- 正しい論文の書き方はどのようなものか
を押さえることです。
そこを踏まえたうえで、各Step毎に解説を進めていきます。
Step1:解答事例を読んでみる
技術士二次試験の筆記試験が何たるかを手っ取り早く把握するには解答事例を読んでみるのは手っ取り早いです。
例えば、3枚問題は1800字ですが、この数字だけ見ると書ける気がしないというのが率直な感想でしょう。
解答事例については、セミナー会社が発行しているものがあります。
書店にはなかなか販売されていないと思いますので、ネットで調べてみてください。
販売元にもよりますが、1年分で数千円程度でしょうか。
やみくもに添削を受けたり、何度も受験を失敗するよりよほど経済的です。
迷わず購入しましょう。
建設部門に関しては豊富に事例もあるかもしれませんが、その他の部門のさらに自身が選択した専門科目については最新の年度のものは解答事例数に限りがあるでしょう。
でもそれで十分です。
そもそも絶対的正解は存在しない中で、ごく限られた試験官の主観で採点せざるを得ないのが技術士二次試験というものです。
「大体こんな感じで回答すると合格ラインに達するのか」
という感覚が掴めれば十分です。
それに、論文を読んでみての皆さんの感想として、
「意外と高度な専門知識を詳細に駆使して記述する必要はないんだな」
という感覚を覚える人が多いと思いますよ。
また、見出しや改行を適切に使うことで、余白が生まれます。
余白が生まれるということは、ぱっと見で見やすく読みやすくなるばかりでなく、必然的に文字数も減ります。
文章の中身だけではなく、見出し・改行・レイアウトなどにも注目しながら、読みたくなる論文の要素は何か意識しながら解答事例を読んでみるのもいいですね。
Step2:問われるコンピテンシーの把握(超重要)
論文試験は各設問ごとに、試験で評価したいコンピテンシーが決まっています。
詳細は受験案内に記載がありますのでよく確認しましょう。
ここでも、ざっと触れておきます。
- 必須科目Ⅰ :専門的学識、問題解決、評価、技術者倫理、コミュニケーション
- 選択科目Ⅱー1:専門的学識、コミュニケーション
- 選択科目Ⅱー2:専門的学識、マネジメント、リーダーシップ、コミュニケーション
- 選択科目Ⅲ :専門的学識、問題解決、評価、コミュニケーション
以上です。
これは、覚えるというよりは嫌でも頭に入ります。
それぐらい意識して論文を書かなくてはいけませんし、裏を返すとここを意識していれば型が決まってきます。
ある意味、ここまで設問ごとに問うコンピテンシーを明示してくれていますので、対策は立てやすいです。
まさに、別の記事で解説した「一次情報と二次情報を制する者が技術士試験を制する」という言葉の意味がこのStep2に集約されているといっても過言ではありません。
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詳細は各設問ごとの対策で触れていきますが、1つ気付いてほしいことがあります。
すべての設問で「専門的学識」と「コミュニケーション」が問われている、ということです。
専門的学識を問うという点については、資格試験、それも技術系最高峰の技術士試験ですから当然と言えば当然ですよね。
様々な状況設定において、常に専門的学識と絡めながらの解答が要求されます。
もう一点大事なのがコミュニケーションです。
これは、コンピテンシーの解説でも触れたとおり、特定の問題や場面においてコミュニケーション能力を問うものではなく、
「文書という手段を通じて、意思疎通が図られているか」
を全設問を通して試されていると捉えて下さい。
受験生の皆さんは、論文という手段で試験官とコミュニケーションをとっているのです。
以下のStepを押さえて、その文書によるコミュニケーション能力アップ(=一読して分かりやすい文章作成)を図りましょう。
Step3:書き方を頭と手に叩き込む(超重要)
このStepも非常に重要です。
たまに技術士二次試験を受け続けて、5年チャレンジして合格しました、10年で合格しました、ということを聞いたりします。
もちろん、その挑戦し続ける姿勢、粘り強さは素晴らしいです。
3回ほどで、あるいは1回受けただけで諦めてしまう方もいる中で本当に頭が下がります。
諦めないことが肝心ですし、受験回数によらず合格者に共通することは「諦めなかった」ということです。
でもどうせなら1回で、または少ない回数、短い対策期間で合格したいですよね。
そのために「書き方」を徹底的に叩き込むことが最も近道と言えます。
逆に、ここを知らずに専門知識一辺倒で我流のまま進めてしまうと何年もの茨の道が待っているということになりますので「書き方」をマスターしましょう。
詳細は、各設問ごとの対策として触れますが、要点だけざっとまとめます。
全科目共通注意事項
※必須科目Ⅰ、選択科目Ⅱ&Ⅲに共通する論文の書き方の注意事項です
- タイトル、見出しを付ける
- タイトル、見出しには下線を引く
- 章が変わったら改行(黒い論文にしない)
- 「以上」で締めくくる
- 8割以上埋める(できれば3行以上残さない)
- 「断言」して言い切る
これらは、公式に定められているルールなどといったものではありません。
ですが、見栄えのすっきりした一読して分かりやすい論文の特徴をまとめるとこのようになります。
最低限の作法として押さえておきましょう。
全科目共通論文作成手順(5Step論述法)
※特に、必須科目Ⅰ&専門科目Ⅲ(3枚問題)は長文になるため、この手順を踏まないと構成が大幅に崩れます
- Step1: 設問をよく読む
- Step2: 骨子構築
- Step3: 見出し作成
- Step4: 均等割付
- Step5: 原稿用紙に書き始める&見直し修正
(問われている点、記述の条件、付加情報を混同せず正確に把握する)
(問ごとにキーワード・論点を書き出し、簡易的なマインドマップを作成する)
(奇をてらわず、分かりやすくい、各設問の結論ともいうべき見出しを作る)
(各設問の中に評価したいコンピテンシーが潜んでいます。不均等な割付ではコンピテンシーを十分にアピールできません)
(上記4Stepを全て終えてからようやく書き始めます)
上記のStepで進めましょう。
技術士二次試験の筆記試験は時間が時間が長いよう思うかもしれませんが、実際は時間が足りません。
それだけ、文章を手書きするということは単純に時間がかかります。
また、途中で
「構成を変えたい」
「大幅な修正が必要になった」
などという状況になりかなないわけですが、ある程度原稿用紙を埋めてからではそれはほぼ無理です。
消している時間も、書き直す時間もなく中途半端な論文で試験終了となり、ほぼ不合格確定となってしまいます。
自分が骨子作成中に周りの受験者が原稿用紙に手を付けているのを見ると、かなり焦るでしょう。
でも焦ってはいけません。
開始後数分経過で書き始めるということは、明らかにStep1~4の下準備不足です。
Stepをしっかり踏めば、原稿用紙は自然と埋まりますので焦らず構成を練ってから進めましょう。
この手順はあくまで、論文作成全体の流れです。
具体的な書き方には文章術が存在します。
文章術を駆使したい方、こちらの記事をチェックしてください!!
時間配分の考え方
時間配分は、5Step論述法のStep1~4に費やす時間と、Step5に費やす時間とに分けて考えるといいです。
当然、Step5の文章を手書きするという作業が物理的にどうしても時間がかかるので、ここが最も多く時間を割くところです。
しかし、Step1~4を十分にte行うことでStep5の時間は大幅に短縮されるため、やはり下準備が大変重要です。
まずは、各科目ごとにどれくらいの文字数と時間が与えられているかをチェックしましょう。
- 必須科目Ⅰ :600字詰め原稿用紙3枚(1800文字) ※2時間
- 選択科目Ⅱ-1:600字詰め原稿用紙1枚(600文字)
- 選択科目Ⅱ-2:600字詰め原稿用紙2枚(1200文字)
- 選択科目Ⅲ :600字詰め原稿用紙3枚(1800文字) ※全選択問題合わせて3時間30分
(休憩)
必須科目と選択科目は時間的に区切られます。(間に休憩が入ります)
ですので、必須科目は「2時間で600文字×3枚」、選択科目は「3時間30分で600文字×6枚」書くという計算になります。
ちなみに、選択科目は書く順序はどの設問からでも順番は問いません。
時間配分は基本的に、原稿用紙1枚当たり何分かけて書くか、「分/枚」をベースに考えると考えやすいです。
結論としては「25分/枚」前後を目標にするといいでしょう。
1枚25分で設定すると、
必須科目Ⅰでは試験時間2時間(120分)に対して
25分/枚 × 3 = 75分
となります。
これだと 120 – 75 = 45分 が余り、この時間にStep1から4に割く時間としてはやや余裕がありすぎる感覚です。
少し、丁寧に書くことを考慮して30分/枚とすると、
30分/枚 × 3 = 90分
となります。
すなわち余り時間 120 – 90 = 30分となります。
30分であれば、step1~4に割く時間+見直しの時間としてまずまずでしょう。
しかし実際の試験本番では焦りと緊張でうまく骨子がまとまらない、論文作成途中で手が止まって進まない、なんてことが十分にあり得ます。
やはり、「25分/枚」を目標にするのが妥当でしょう。
一方、選択問題を想定して考えてみます。
試験時間3時間30分(210分)に対して、
選択問題Ⅱ-1が1枚、選択問題Ⅱ-2が2枚、選択問題Ⅲが3枚の合計6枚となります。
25分/枚 × 6 = 150分
となります。
すなわち余り時間 210 – 150 = 60分
60分をうまく使って、選択問題Ⅱ-1(10分)、選択問題Ⅱ-2(20分)、選択問題Ⅲ(30分)に振り分けStep1~4の作業と見直し修正時間に充てるイメージです。
何とかなりそうですが、かなり忙しないです。
合計6枚を休憩なしで書き続けることに加え、既に休憩前に3枚書き上げているため、体力や集中力的に必須科目Ⅰの時より大分不利です。
そのようなことを勘案し、最低でも「25分/枚」はキープしつつ、ほとんど知識だけで書けてしまう選択問題Ⅱ-1はなるべくスムーズに書き上げて、他の科目に多く時間を割けるよう戦略立てるなどの工夫も必要となります。
いずれにせよ、本番は普段通りというわけにはなかなかいきません。
普段から本番を想定した練習、イメトレを十分に行うことが時間を浪費しない対策になるため、時間配分はきっちり身に着けておきましょう。
Step4:実際に論文を書いて添削を受ける
技術士試験の受験を考えている方の中に、「”完全”独学で」と考えている方もいるでしょう。
結論としては、あまりお勧めしません。
かく言う私は、基本的には独学派で「独学でOKです!」と胸を張って言いたい派の人間です。
これまで半分趣味も入ってますが、あらゆる資格を取得してきました。(それらの資格は別途ご紹介します)
それら全て独学で取得してきました。
私は性格的にも独学が合っていますし、独学のメリットを十分理解しています。また実績もあります。
その私でも、技術士二次試験の筆記試験対策として「第三者による論文添削だけは受けるべき」と考えています。
なぜなら、「間違った方向にいかない」からです。
間違った方向に行ったままいくら勉強を続けてもほぼ無駄になります。
一方、一度合格論文のお墨付きをもらえれば、少なくとも方向性は間違いません。
「でも添削ってお金がかかるんでしょ?」とお考えの皆さん、安心してください。
「極力お金はかけなくて大丈夫」とお伝えします。
業務詳細、必須科目Ⅰ、選択科目Ⅱ、選択科目Ⅲ、それぞれ1回ずつ計4回、で恐らく十分でしょう。
金額にして、5万円前後でしょうか。高いですか。そう感じますよね。でもよく考えてみてください。
追加添削やオプション、スクーリングなどを付加するともっと金額は上がります。
最近は、通信教育やオンラインもだいぶ普及しています。
一昔前だと、建設部門くらいしかなかなか指導してくださるところがなかったようですが、現在はほぼ全部門添削指導してくださるセミナー会社があります。
交通費などをかけずに質の良い指導が受けられます。
是非、ご自身でセミナー会社や講座を調べてみることをおすすめします。
いずれにせよ、5Step論述法のStep1~Step3をしっかり行うことを前提にすれば、私は各科目1回ずつの添削で十分と考えています。
ただし1回でいいというのには条件があります。
その1回の添削で、「合格論文」としての評価をもらうことです。
「合格論文=A評価」ということです。
当然ながら、全科目オールAでお願いします。
どうせ5万円を支払うのであれば、それぐらいの気概を持ってその5万円で完結させましょう。
ほとんどの方は自腹で勉強し、自腹で受験されるのではないでしょうか。
自分の懐を必要以上に傷めない為にも、家族に迷惑をかけない為にも必要最小限のコストで臨みたいですからね。
万が一、その1回の添削でA評価にならなかった場合は、もう少し身銭を切って合格論文を書き上げるまで挑戦、という感じでいいでしょう。
ただし、添削指導してくださる先生が違えば当然評価も違います。
当然、複数の先生に指導いただくのがベターではあります。
お金に余裕のある方は、それもいいでしょう。
なお、結構重要なのが、「業務経歴と業務詳細」もしっかりチェックしてもらってください。
このブログでも業務経歴と業務詳細については別の記事で解説しますが、こちらも第三者からチェックはしてもらうことをお勧めします。
口頭試験に響いてきますし、やはり印象は何においても大事です。
筆記試験がすべてではないのが技術士二次試験ですからね。
ちなみに私が通信教育の添削指導を受けた際、1回の添削で何とかオールA評価ではありましたが、やはり不安がありました。
「でもこれ以上身銭を切りたくない。。。」
そこで行ったのが、自己採点を様々な視点で行うことです。
一度書いた論文に、何回も自分でツッコミを入れて修正を加えることをしました。
そこで役立つのがStep1の解答事例集です。
是非、ご自身の受験する部門とは異なる他部門や同部門の他専門科目の解答もじっくり読んでみてください。
知識の補充というより視点を養うのに役立ちます。
同じ合格論文でも、色々な書き方や型が存在することに気づきます。
その多視点を持ったまま、自身の解答に修正を加えることを続けることで、恐らく添削を受けるのと同等かそれ以上の効果があります。
時間的にも金銭的にも理にかなった方法です。
脱線ついでにあまりお金の話ばかりしても仕方ないですが、技術士資格は一部の建設コンサルなどを除いて、ほとんどの方が資格手当は期待できませんよね。
これだけ高難易度で権威のある資格にもかかわらず、ちょっと悲しくなります。
私も努力して取得したはいいですが、手当てや特筆して評価されることも一切ありません。
もちろんそれをわかっていて受験したわけですから文句は誰にも言えませんが。
単なる自己満足に終わらせずどのようにインセンティブを自分自身に与えられるか、
それは自分自身に課された技術士としての課題ですね。
このようなことを考えることもモチベーションを維持して挫折しないために必要なことです。
このテーマについても別の機会に触れたいと思います。
Step5:知識の補充
専門性の高い資格試験ですから、当然知識の補充は大切です
7つのコンピテンシーにも「専門的学識」があるくらいですし、この専門的学識を支えるものは知識です。
知識が無ければ全く論文が書けないのも明白です。
にも拘らず、知識の補充をStep5にし、他のStepより優先度を下げたのには理由があります。
以下の3つです。
- 知識だけがあっても、筆記試験は合格しない
- 出題傾向や論文の書き方を知らずに行う知識の補充はかなり非効率
- 知識の補充に終わりがない(いつでもできるし、いつやってもいい)
とかく、勉強というと専門書や参考書を読み知識補充に傾倒しがちですし、実際その方が楽なんですよね。
なんか勉強した気分に浸りやすいですし、学校などでもそのような学習スタイルで進めますから。
しかし、上記の理由からまずは、筆記試験対策の進め方のStep1~4をしっかり行ったうえでStep5に取り掛かりましょう。
そこで、「何を」知識を「どのように」補充するかが大事です。
- 専門知識(自身の受験部門及び選択科目に関わるところ)
- 技術一般知識(デジタル技術、品質管理など)
- 社会一般知識(環境問題、労働人口問題など)
「どのように」については以下情報ソース3つとまとめ方3つに分けられます。
~情報ソース~
- 専門書
- 学会・協会誌
- インターネット
~まとめ方~
- 手書きノート
- パソコンのワードやメモ帳
- 論文補足方式
まず、「何を」知識として補充するかの専門知識については、過去問から出題傾向を把握する必要があります。
具体的には、「選択科目を決める」ことです。
これは短期合格を目指すうえでは早い段階でやった方がいいです。
正直、選択科目選びは部門や個々人の専門領域などによって、どの段階で行うのが最も効率的か、といったことについて判断は分かれるかもしれません。
いずれにせよ”選択と集中”は行う必要があり、選択科目を決めた以上それを意識した対策が有効であることは言うまでもありません。
ちなみに私の受験した金属部門は「金属材料・金属生産システム」「表面技術」「金属加工」の3科目からの選択でした。
どれもかじったことのある内容で、どの科目でも勉強すれば何とかなりそう、裏を返すとどれを選択するか非常に迷うという状況でした。
その上で、以下の3点を基準に選択しました。
- 過去5年分程度の過去問を見て「現在の知識」だけでどれだけ対応できるか
- 業務経歴や業務詳細に記載する内容と矛盾の少ない科目はどれか
- どうせ勉強するなら、どの科目の知識が今後の業務により活かせるか
その結果、私は金属加工を選択しました。が絶対的な正解はないと思います。
どの評価軸を基準に選択するかは皆さん次第でOKですが、迷う方は上記の基準を参考にしてみてください。
人によっては、迷うまでもなくコレ!というものがあるでしょう。
そのような方はそれで問題ないですが、言わずもがな過去問は先にチェックしてみてくださいね。
さらに、科目まで選択出来たらぜひやってほしいことがあります。
選択問題Ⅱー1及びⅡー2について、簡単で構いませんので出題傾向のマトリックス表をつくってください。
過去5年分(できれば10年分くらい)の自身の選択科目の中での頻出分野を掴んでほしいです。
行に年代、列に技術分野といったイメージです。
出題されていれば、その欄に〇を付すだけです。
その中で例えば、技術分野がABCDの4つだとすると、〇の数上位2つのみに絞るなどの戦略が立てられます。
1つに絞ると、仮にそれが頻出でも万が一出題がない場合は他の選択肢に全く対応できずかなり危険だと言えます。
2つであればどちらも出題されればラッキーですし、最悪どちらか一方が出題される確率は高いはずです。
このあたりは、やはり部門や科目により絞り方は変わるでしょうが、考え方の参考にしてください。
選択科目の選び方と学習の情報ソース
余談ですが、選択科目中のどの技術分野に注力するかについての私の体験談を交えながら解説します。
私が選択した金属加工には鋳造、溶接、塑性加工(鍛造・圧延など)、粉末冶金、熱処理などの技術分野が含まれます。
その中で、過去門よりマトリックス表を作成したところ、鋳造と溶接が圧倒的に頻出であることがわかりました。
そのことから、私は鋳造と溶接に注力した対策を行いました。
この事実を知らないまま、塑性加工や粉末冶金の勉強に力を入れているのは圧倒的に不利と言えます。
もちろん、業務上塑性加工を専門でやっている方としては、なんとしても塑性加工を選択して解答したい、と思う気持ちは十分理解できます。
もし塑性加工が出題されたらそれを選択ればいいわけですが、塑性加工が出題されない可能性が十分あります。
試験というものは実に残酷なものです。
金属加工の要素技術には本来優劣などなく、鋳造や溶接が塑性加工と比べて重要であるといったことは全くないはずです。
ですが、過去の出題傾向という統計上致し方ない事実があります。
こればっかりは、その事実を直視し、愚直に試験対策を行う必要があります。
私は、出題頻度の低い、あるいは敢えてそれを選択しなくても十分対応可能であるという技術分野の細かい知識についてはあまり手を付けずに試験に臨みました。
結果としては半分正解、半分は作戦ミスという感想を持ちました。
というのも、ほぼ知識問題であるⅡー1問題は、力を入れて勉強した溶接で対応できました。
一方、Ⅱー2問題は溶接に関する問題と鍛造に関する問題からの選択でしたが、溶接に関する問題は出題の仕方が想定外な問い方でした。
私の職業上、原理的な部分や評価手法等に関する知識が要求されることもあり、そのような観点で勉強も進めていました。
しかし、溶接に関する設問は、現場監督としての施工におけるマネジメントを問うような内容でした。
一方、鍛造に関する設問は、製造・開発寄りといった設問で、こちらの方がアプローチとしては個人的にとっつきやすい問い方でした。
迷った挙句、Ⅱー2を後回しにしてⅢを解答してから手を付けることにしました。
Ⅰ、Ⅱー1、Ⅲを書き終え、大分疲労も溜まっていた状況下で、再度Ⅱー2に立ち向かうことになりました。
「もっと鍛造の勉強をしていれば・・・」
などと思っていても後悔先に立たず。
これ以上迷っていても時間のロスだ、鍛造君、君に決めた!
と、思い切って知識には自信がないが、アプローチしやすかった鍛造に関する設問に決めました。
これまで、鍛造に関する業務を全くしていなかったわけでもないですし、鍛造に関する勉強を全くしてこなかったわけではありません。
何とかそれらの知識をフル動員しつつ、最後は想像を膨らませながら紙面を埋めたのを覚えています。
結果、選択科目ⅡはA判定でしたが、恐らくⅡー1が随分カバーしてくれたものと考えています。
以上の経験から導き出した方程式は
「論文作成力」=「知識」×「業務経験」×「想像力」+「判断力」
に集約されます。
知識がベースにないとどうにもなりませんが、業務経験や土壇場での想像力は役に立ちます。
そして、時間がない中で今の自分がベターな論文を書くにはどの問題を選択するのかといった判断力もある程度必要ですね。
いずれにせよ、上記の方程式のベースとなる「知識」は戦略的に強化しましょう。
戦略的に知識を強化するうえで情報ソースは重要です。
技術士試験希望者の皆さんであれば、技術者・研究者として仕事をされている方が多いと思います。
そのような方であれば、学生時代に講義で使用していたテキストや仕事上使っている専門書をお持ちかと思います。
基本的にはそのようなものを改めて引っ張り出す感じでOKです。
専門書は基本的には値の張るものですし、受験対策に割ける時間や労力が限られている中で改めて新しい知識や難しい理論などを理解する為に専門書を買い足すのは時間効率的にも良くないです。
これまでよく手にしてきた身の回りの専門書を駆使しましょう。
裏を返すと、そのような専門の部門や科目を選択しましょう。
更に言うならば、難しすぎることはそもそも筆記試験や口頭試験で述べるべきではありません。
試験官は、受験者一人一人の専門ドンピシャの大学教授とかではありまえん。
特定の業界では一般常識的な事でも、難しい専門用語ですと理解してもらえない可能性が高いです。
口頭試験では、リアルタイムで補足することができますが筆記試験では一読で試験官に理解してもらえない場合は、説明不足・表現不適切と見なされ挽回不可となってしまいます。
その辺も意識しながらどのこまで突っ込んで専門知識の補充を行うかは考える必要があります。
しかし一方で専門書だけでは対処できないことも当然あります。
最近の技術動向やデジタル技術と絡めた内容についてです。
そのような情報ソースとしては学会・協会誌が最適です。
何かしらの学協会に所属されている方、そうでない方それぞれいらっしゃるでしょう。
学協会員の方は定期購読してるジャーナルでいいでしょうし、そうでない方は例えば職場で法人会員として届くジャーナルや周りの方で学協会員の方から借りられればベストです。
私は、鋳造工学会、溶接学会、金属学会、軽金属学会、その他金属関係の協会誌を読んでいました。
ただ、毎月これだけの量を読むのは大変です。
今月はコレ、などと限定したり、目次だけ見て興味のあるものだけピックアップするなどでも十分です。
また学協会非会員、職場にもジャーナルを定期購入していないなどで手に入らない方は、他の情報ソースであるインターネットからの情報収集を強化すれば補強可能かと思いますので、会員になり年会費を支払うことは必須ではないと考えられますので安心してください。
学協会誌の読み方ですが、専門分野に関する事項と、一般的事項については少し分けて考えるといいと思います。
専門分野に関する事項は研究論文が主な情報源ですが
- アブストラクト
- 緒言
- 結言
をしっかり読めば、他の実験方法、結果、考察などは読み飛ばしてOKです。
興味があれば軽く斜め読み程度でもいいでしょうが、とにかく皆さんには時間がありませんよね。
毎月届くジャーナルの研究論文1つ1つにそんなに時間はかけられません。
要点だけ押さえたら、手書きでもPCでもかまいませんので、箇条書きやキーワードだけでもメモしてまとめておきましょう。
出典となるジャーナルや研究機関、研究者などの付加情報もセットでメモしておくことをおすすめします。
口頭試験の継続研鑽の対策にも使えますよ。
また、一般的事項については各学協会誌の冒頭辺りに、レビューやトレンドなどのコーナーで解説しているページが大概あります。
そこに社会経済情勢や業界全体を俯瞰した観点からの記事があります。
毎月はなくても数か月に1回は必ずありますので、そのような記事中で話題となっている要点をまとめましょう。
例えば、環境問題(SDGs)、デジタル技術(AI・IoT・ロボティクス)、品質管理などの話題が挙げられます。
また、どの技術分野でも活用できるジャーナルとしては”日経ビジネス”や”日経モノづくり”があります。
これらは社会人としての教養という意味でもおすすめですので、毎月読む癖をつけてもいいかもしれません。
ただ、良い記事、そうではない記事、玉石混交かと思いますので、著者や出典にはよく注意した方がいいですね。
数月、技術トレンドなどに関する記事をまとめていると、大体論点の傾向などが見えてくると思います。
またそれらの要素が、各専門分野とどう関わっているかも見えてきます。
そうなると、筆記試験の”必須科目Ⅰや選択科目Ⅲの課題抽出”がいっそう幅広く、鋭いものになりますので継続して知識のまとめ作業を行いましょう。
情報ソースとして最も手軽なものがインターネットです。
いつでもどこでもPCやスマホから気になる情報を入手できます。
技術士試験対策として使えるインターネットの情報源を細分化すると以下のようなものが該当します。
- 学術論文(Google scholorなどによる検索)
- メーカーや商社のHP
- 工業系の情報発信サイト
- 個人のブログ
- ものづくり白書(経済産業省)
- Youtube(技術士Youtuberの方もけっこういらっしゃいます)
1)~4)は普段の業務などでもよく調べる方は多いのではないでしょうか。
]意外と参考になるのが、経済産業省でまとめている「ものづくり白書」です。
ものづくり白書は機械、電気・電子、金属、化学などいわゆるものづくり系部門の方に見ていただきたい白書です。
建設部門などの方は「国土交通白書」(国土交通省)など自身の部門と関わる白書に読み替えて捉えて下さい。
各省庁のHPにオープンデータとしてアップされています。
ダウンロードして読んでみましょう。
細かな専門知識は1)~4)で補うとして、ものづくり白書では社会経済情勢を広域的に、長期的に捉える上で一読しておくとよいでしょう。
よくよく考えれば技術士も文部科学省が認定している国家資格ですし、省庁が違えど国が出している刊行物であるものづくり白書ですがら、国の着眼点や見方を自分の視点に取り入れることで、技術士試験に役立つのは必至でしょう。
白書もなかなかページ数が多く読むのが大変でしょう。
何年分も目を通さなくて大丈夫です。
直近の年度のもので大丈夫なので、一読し簡単で構いませんので要点をノートにまとめておきましょう。
せっかく国の役人さんが一生懸命まとめたデータとその解説です。
活かさない手はないですね。
筆記試験の論文中で出すことでキラリと光るキーワードなども盛り込まれていますよ。
例えば、私は「ダイナミックケイパビリティ」なんていうワードを論文中に使ってみました。
ただし、”何とかの一つ覚え”みたいに目新しい横文字の乱用は禁物です。
いわゆる”意識高い系”で中身がないと評価されるリスクがあります。
きちんと文脈に沿った的確なタイミングでそれらしいワードを入れると「この人分かっているな」という印象を与えられるでしょう。
そして、忘れてはいけないのが6)のYoutubeです。
Youtubeの世界も玉石混交ではありますが、技術士Youtuberの方は、きちんと身分を明かして根拠や実体験に沿った解説をされている方が多いです。
無料でここまで分かりやすく解説してくれるのか、と感心させられる方もいらっしゃいます。
また、音声だけの聞き流しも可能ですので電車や車などの移動中にも最適ですよ。
私は、移動中にざっと聞いて頭で要点をまとめつつ、PCやノートを開けるときにメモすることで整理しました。
技術士制度や技術士法、コンピテンシーの解釈などから、具体的な論文の書き方、口頭試験対策など、どのYoutuberの方が言っているかも含めて項目別にまとめておくと復習に便利です。
是非、いくつかのチャンネルを登録しつつ試験対策に活用しましょう。
以上のように、ノートに手書きしたりPCに打ち込むことでまとめていくといいですが、実際に練習の論文を書き始めたらおすすめなのが「論文補足方式」です。
これは、取りあえず何か論文を書き上げないとできない方法です。
ですので別で解説します論文の書方で要点を押さえ、まずは論文を書き上げてから行ってもらいたい方法です。
論文補足方式は、論文の余白を使用します。
私は、手書き及びMicrosoftのWordでこの方法による知識の補充を行いました。
手書きの場合、論文を書く前に予めノートの左側(右側でもいいです)に5㎝くらい(お好みでいいです)余白を残しておきます。
定規で縦に線を引いてしまうのがいいでしょう。
Wordの場合は、「挿入」の「コメント」機能を使います。
そこに、書き込むのは以下のような内容です。
- 論文中のキーワードの補足説明
- 論文中で使用したキーワードの関連情報
- 自己添削の修正内容とその理由
歴史の勉強などがいい例ですが、興味のない年号や武将名やその関係名の羅列は全く頭に入りませんよね。
ただ、文章としてストーリー化し、前後の文脈の中で自然と使用されるキーワードであれば記憶に残りやすいばかりではなく理解も深まります。
これを心理学的には「エピソード記憶」というようです。
技術士試験の論文はいわばストーリー仕立てです。
この論文そのものをキーワード学習に使わない手はないです。
是非、論文の余白にキーワードや補足情報、関連情報を書き込みましょう。
また、キーワードだけでなく、言い回しや表現なども改善点が見えてきます。
その改善前の文章を完全に消してしまうのではなく、見え消しにして修正する。
これで、知識と書き方の習得ができるわけですから一挙両得です。
少し脱線しますが、ノートやWordを使う際の注意点があります。
筆記試験で実際に使用する原稿用紙(24字×25行=600文字)を想定して、1ページあたりの行数と文字数を設定しておくことです。
Wordであれば、ページ設定でそのように設定するか、テンプレートをダウンロードして使いましょう。
[校閲]の「コメント」機能などを使うことで、キーワードの関連ワードや補足説明なども書き込めますので、使ってみるといいですよ。
手書きのノートであれば、方眼タイプか、罫線にドットがついたドット罫タイプのものだと一行あたりの文字数が分かりやすくていいですね。
さらに、ノートのサイズや綴じ方はお好みではありますが、勉強していく上で長く付き合っていくものですので、拘った方がいいですよ。
私はB5判でリングタイプを好んで使っていました。
それも、リングはソフトリングがおすすめです。
コクヨのB5版ソフトリングノートです。
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B5判の理由は小さすぎないため書き込みもしやすく、大きすぎないため持ち運びやすいからです。
技術士試験の受験予定の方は、技術者・研究者の第一線でバリバリ活躍されている方が殆どでしょうからとにかく時間がありません。
勉強道具の要であるノートのサイズは重要です。
私は勉強を始めた当初は、A4判のコピー用紙に書き込み、裏表両面埋めたところで2つ穴をパンチで開けてファイリング、ということをやっていました。
確かに、A4コピー用紙はどこでも比較的入手しやすく、気兼ねせず使えるし、ファイリングしてしまえば、1枚単位で扱えるので常にノートを持ち運ぶ必要もないところがメリットです。
しかし、毎日の習慣として行っていると細かいことがストレスとなります。
まずは、そのサイズ感。
こればっかりは、感覚と好みの問題ですので個人的感想になりますが、A4判は大きいです。
持つ、開く、閉じる、収納する、あらゆる動作の際に抵抗を感じてしまいます。
それをファイリングするファイルはA4よりさらに大きく作られているため、その抵抗がより増します。
よく考えてみれば、書籍でもA4のものって一部の便覧や資料集のようなもの以外そんなにないですよね。
大概のものはB5かそれより小さいものが多いです。
次に、ノートの綴じ方です。
ソフトリングをおすすめする理由は2つです。
ページが開きやすい(リングのメリット)とページの端っこに書くとき手が痛くならない(ソフトのメリット)からです。
糸とじ・中とじ・製本糊タイプだと、しっかりクセをつけないと開ききりませんが、一方何度もクセをつけるとページが破れたり剝がれたりなど残念なことになりますよね。
そのため、リングとじだとこのようなストレスが少ないですが、リングが手に当たって痛いという別のストレスを生じます。
金属の針金のようなリングだとそのような問題を生じますが、樹脂製のソフトリングだと全然痛くありません。
また、紙に対しても優しいのでページも破れにくいですよ。
いろいろ試してストレスの少ないアイテムを使うのも勉強習慣を身に着けるコツですので、ちょっと気を遣ってみるといいですよ。
そういう意味ではペンについても触れたいですが、脱線しすぎますのでここでは割愛します。
まとめ
この記事では技術士二次試験の筆記試験対策について5Stepで行うプロセスについて解説しました。
ざっとおさらいしましょう。
- Step1:解答事例を読んでみる
- Step2:問われるコンピテンシーの把握(超重要)
- Step3:書き方を頭と手に叩き込む(超重要)
- Step4:実際に論文を書いて添削を受ける
- Step5:知識の補充
の5Stepに分けて進めましょう。
Step1の「解答事例を読んでみる」は数千円のコストはかかりますが、どの程度の論文が要求されるかを知るには手っ取り早く確実です。
Step2の「問われるコンピテンシーの把握」は超重要と位置付けました。
各科目・各設問ごとに盛り込むべきコンピテンシーをチェックしましょう。
Step3の「書き方を頭と手に叩き込む」も超重要と位置付けました。
叩き込むというのはがむしゃらに書くことを意味するのではなく、
・注意事項
・論文作成手順(5Step論述法)
・時間配分
この3つを意識しながら論文作成の練習を重ねることを意味します。
Step4の「実際に論文を書いて添削を受ける」は第三者の視点を取り入れて自身の論文に修正を加える上で欠かせません。
どんな優秀な人でも陥ってしまう偏った思考や書き方は他者に添削してもらうのが手っ取り早いです。
Step5の「知識の補充」は基本中の基本。
皆さんできているからこそ敢えて最終Stepに位置付けました。
知識なくして論文は書けませんからね。
以上のように、勉強の進め方の大まかな流れとしてStepごとにまとめました。
「やるぞ!」と意気込んだはいいけど、何から手を付けていいのかわからない状況や、取りあえず受験参考書を買って片っ端から読むなどの非効率な勉強をしてしまう状況からは大分前進できたと思います。
相手に合わせて戦略的に進めるのが効果的かつ効率的学習です。
是非参考にしてください。
キーワード集の作り方や論文の書き方はこちらで解説していますので合わせてチェック!!
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