【経営工学キーワード】パレート図

経営工学
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はじめに

経営工学に関連したキーワードを学習していて気付いたことがあります。

「多面的な視点が養われ、汎用性がめちゃ高い!」
「技術士二次試験の経営工学部門に限らず、多くの部門に応用可能な知識や方法論が満載!」

ということで、技術士二次試験(経営工学部門)の対策をしている時にまとめてきたキーワード集をほとんどそのままご紹介!
本経営工学キーワードシリーズの記事の特徴として、ある1つのキーワードをについて

  1. キーワード名
  2. キーワードを取り巻く背景
  3. 原理と特徴
  4. 問題点
  5. 解決策
  6. 応用例
  7. 今後の展望

これらのような、あるいはこれらに近い視点でまとめています。
これはそのまま、技術士二次試験対策に直結するまとめ方です。

このシリーズの記事は次のような方にオススメです!

  • 技術士二次試験(経営工学部門)受験予定の方
  • 技術士二次試験(経営工学部門以外)の受験予定の方
  • 技術士に興味はないけど、経営工学を勉強したい方

ぜひ、それぞれの目的に合わせて勉強にもお役立てください!

キーワード名

パレート図

言葉の定義と特徴

パレート図とは

「棒グラフ」と「折れ線グラフ」を重ね合わせたグラフ。
棒グラフは各項目の数量を表し(左から降順)、折れ線グラフは累積比率(左の項目からの足し合わせ)で表される。
つまり、棒グラフは右肩下がり、折れ線グラフは右肩上がりとなる。
累積比率は一番右側の
項目で100%なる。

パレート図の特徴

「問題の主要因が掴める」ことが最大の特徴。
棒グラフだけでも視覚的に要因のきよどの大小がつかめるが、それをパレート図で補うことでより定量的に寄与率を把握することができる。
もっと言うと、
「この問題の要因の”8割”は○○と△△によるものだ」
のよういn、累積寄与率をセットでグラフ上に表現することで考察が瞬時にできるのが特徴。

そもそもパレートとは(うんちくあり)

「パレートの法則」というものがあり、物事を構成する要素の中で、一部の要素が全体の大部分に対して大きな影響を与えているという考え方。
イタリアの経済学者ヴィルフレド・パレートによって1986年の論文で提唱された。

影響を与える要素の割合が2割、その他の割合が8割と言われており「2:8の法則」とも呼ばれています。
この法則は、元々、経済学において「上位2割の富裕層が社会全体の富の8割を有し、残りの8割が2割の富を分け合っている」という富の偏在を意味する。
現在ではこの考え方ではマーケティングや経済学など様々な分野、場面で用いられている。

適用例

例えば、金属部品の品質不良原因をパレート図でまとめるなどの場面が考えられる。

不良項目が多い方から、外観不良 > 割れ > 内部欠陥 > 強度不足 > 寸法公差外

のような順で挙げられるとする。
上位2項目(外観不良+割れ)で不良品全体の8割を占めることが分かった場合、この2項目が主な不良原因であり、重点的な改善項目として設定するなどの方針が効果的となる。

このような考察がパレート図を作成することで直感的かつ定量的に行えるので便利である。

適用時の留意点

累積比率で問題の主要因にアプローチしやすいのがパレート図の特徴であるが、一方で主要因以外の項目も見落としてはならない。
例えば、主要因の裏には、別の要因が隠されており、それが他の主要因以外の問題を構成する項目である場合など、主要因以外にもアプローチしないと問題の根本解決につながらない場合もあるところに留意する。

参考

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